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ぬこの出番が来たッ! 「1年前を再現した事件……そして1年前の英雄が一つに集まる……。 なかなか面白いじゃないか、これ。 どうせあいつもこっちに来ている……。そうだろう?八雲紫。」 エドワードという者は一人そう言い、ナイフを虚空に向ける。 空間が裂け、現れたのは、先刻、唯我と話していた女性……八雲紫だった。 「それは貴方自身が一番分かるのではなくて?」 「同類は惹かれ逢うってか?……ははは、それはそれで面白い。いや、実に面白いよ。」 一人、静かに笑うエドワード。 そんな、彼の態度に顔を顰める紫。 「それで、貴方も今、何が起こっているのか分かっているのでしょう?」 「ああ、勿論。だからこうして、この事態を楽しんでいるんだろう。 まぁ、ただの傍観者だがね。」 そう言うと、彼はナイフを懐にしまう。 そして言葉を続けた。 「あいつ等ならなんとかやってくれるさ。だから俺もこう、ゆっくりと傍観者として居られる。」 「……貴方らしいわね。」 「そうかね。自分はただしたい様にしているだけさ。」 空を見上げる彼の後ろ姿を、紫は軽く扇子で叩く。 「最後に一つ、お願いがあるわ。」 振り返った彼に、真面目な顔で話す。 「今回のこの騒動、1年前と同じで終わるとは思えない。 彼等の手で止められなくなったら貴方が終わらせて頂戴。」 紫の言葉に無言の返答を返す。言われなくても、という顔で。 「……貴方も気をつけてよね。」 「降り掛かる火の粉ぐらい自分で振り払えるさ。」 その言葉を聞くと、紫は少し微笑んで、空間の亀裂へと消える。 「さ、傍観者は傍観者らしく振舞うとするか。」 悪雲が漂う空へと漆黒の羽を広げ、舞い上がる。 全ての役者は揃った。しかし、この後、事態は急変化を迎えることとなる── ──To be continued EX ACT. 「──様。中出し屋が動き出しました。」 「そうか、全ては順調に進んでいる。」 「しかし、このまま力をつければ奴は必ず裏切りますが。」 「そうならないためにお前が居るのだろう?邪悪の化身よ。」 「──必ずや、貴方様の計画を成就させますとも──。」 前の話へ|次の話へ
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いつも心の中で叫んでる ドラえもんへの想い どんなに大きな夢でも 叶えてくれる君がいるから 学校や勉強で疲れたとき いつもそばで笑ってくれる しあわせは分けあって増えるもの ドラえもん、ありがとう ねぇドラえもん、君がいてくれるから 夢は広がる 笑顔があるから 今日も頑張れる どんな未来が待っていても 君となら怖くない しあわせはいつも おすそわけ ドラえもん、ありがとう 説明 「しあわせのおすそわけ」という曲があります。それは、ドラえもんとのび太が、お互いに幸せを分け合う物語です。 のび太視点で歌詞を作るとしたら、こんな感じになるかもしれません。
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小説全般 小説講座 小説の書き方講座 モノ書き一里塚 拓夢書房 筆客商売 よい文章の書き方 Point Of View powerGun ヴォネガットの創作講座 ライトノベル ライトノベル作法研究所 詩 詩のカキカタ
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2015年冬季テーマ小説群とは悠里アンソロ小説群のひとつである。悠里アンソロ小説群の第一回である。テーマは作曲の第一回と同じ「死」である。 作品群オーマング=アッタクテイ 欺瞞走駆のテクトニアー 覚悟と責任 関連項目 作品群 オーマング=アッタクテイ 筆者:KPHT=YY サニス条約締結、DAPEの終戦から数年。ハタ王国はいたって平和であった。 ネステル郊外に住む青年、ポレウル=クミルテルキは以前友人から渡されたアッタクテイ派の心を解説した本を読み進めていた。しかし、今の彼にとって、その本に書いてある内容を理解し、なおかつ同意するのはどうにも難しかった。そこである日、ポレウルは偶然その場に居合わせた彼の友人であるシャスムング=ロビラガルタを引き連れて、アッタクテイ派の本拠地のハグナンへ向かうことにする・・・ 欺瞞走駆のテクトニアー 筆者:Fafs falira sashimi 『魔法使い』になりたいと思ったことは無いだろうか。 不思議な力を使いこなし、思いのままに様々なことを実現する。 そう、これは『魔法使い』になりたかった者たちの物語。 なりたかった者のための……物語。 覚悟と責任 筆者:Skarsna haltxeafis klan ユエスレオネ連邦、特別警察。 そこでは、いついかなる時でも任務に当たれるようにするための訓練が行われている。 実践訓練は勿論だが、ケートニアーと呼ばれる、ちょっと変わった一族には、ウェールフープ――例えるならば、それは魔法というのが近いだろう――を行使するための訓練も行われる。 彼等にとって、「死」はあまり身近な存在ではない。何故なら彼等は普通の人間ほど脆く無いから。その何十倍も、強靭だから。 とはいえ、彼等にだって「死」は訪れる。不老不死なんてことはないのだ。 だから、彼等も「死」とは何か、充分に理解しているのだ。 ……普通とは違った、彼等の「死」を……。 関連項目 ノマド的な2015冬テーマ小説
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ここでは管理人が作った小説らしきものをおいてます 下のリンクからどうぞ 現在第一話のみ 第一話 カービィ起床
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登録日:2021/05/09 (日) 21 26 55 更新日:2024/05/20 Mon 03 18 08NEW! 所要時間:約 8 分で読めます ▽タグ一覧 その時歴史が壊れた どういうことなの… どうしてこうなった 中国大返し 国鉄 姫路駅 小説 山崎の戦い 山陽新幹線 岡山駅 戦国時代 新幹線 明智光秀 短編小説 筒井康隆 羽柴秀吉 蜂須賀彦右衛門 風刺 麒麟はこないがひかりがきた 黒田官兵衛 信長が本能寺で死んだのは一五八二年六月二日、朝の六時頃だった。 そのころ秀吉は岡山県にいた。備中の高松城を攻めていたのである。 『ヤマザキ』とは1972年に『別冊小説新潮』誌上に発表された、戦国時代を材に取った短編小説である。作者は筒井康隆。 短編集『将軍が目醒めた時』に収録。その後自選ドタバタ傑作集『最後の喫煙者』にも収録されている。 もし「ああ、『時かけ』の人か。歴史モノも書いてたんだ」という感想しか抱けなかったのならば今すぐ氏の本来の作風について知ってもらいたい。『世にも奇妙な物語』の「走る取的」とか、これとか。 当然ながらただの時代小説で済むはずもなく……。 ▽目次 ◆あらすじ ◆登場人物 ◆解説 ◆余談 ◆あらすじ 備中高松城を攻めている最中だった秀吉の下に、光秀謀反の知らせが届いたのは六月三日午後十時頃の事だった。 ただちに周辺を封鎖して毛利方へ伝令が情報を届けぬよう手を打った秀吉は、高松城城主の清水宗治との講和を家臣である蜂須賀彦右衛門に命じる。この時、時刻は四日の午前零時から一時頃であった。 その夜のうちに毛利方の使者と話し合いをした彦右衛門だったが、どうしても相手方と講和条件の折り合いがつかない。 秀吉の提案で総大将の毛利輝元ではなく、宗治を直接説得して腹を切らせる事に成功。急ぎ京へと引き返したい彦右衛門だったが、当の秀吉はまだ高松城を水攻めした際の堤防の後始末が済んでいないと言ってなかなか出発の準備をしようとしない。 堤防の始末をしたらしたで、今度は流れ出た水によって馬を出せなくなってしまった。そのままダラダラと時は流れてとうとう迎えた五日の昼。彦右衛門の焦りは募るばかりであった。 「佐和山城、長浜城、安土城が落ちるのも、もはや時間の問題かと」 「だからどうしろというのだ」 「高槻の高山重友、茨木の中川清秀らが光秀方に走らぬよう、書状でもって押さえておかれましてはいかがかと」 「手紙を書くまでもあるまい」 「電話をかけよう」 電話である。同じ名前の別の何かではない、紛う方なきテレフォンである。 当たり前のように電話をかける秀吉、当たり前のように電話に出る中川。通話を終えた秀吉は、更に彦右衛門を困らせる発言をするのだった。 「新幹線は、もう岡山まで来ているか」 この件に関しては黒田官兵衛が名乗り出て、岡山発の新幹線の当日券を買い占めてくる運びとなった。満足してシェーバーでヒゲを剃り始める秀吉。 兵糧や武器を手配した運送業者のトラックに運ばせて身一つになった羽柴軍三万人は、始発の新幹線に乗車するべく六日の午前四時に岡山駅まで軍馬やハイヤーでやって来た。 部下達を先行させ、自身は十三時五分岡山発ひかり66号のグリーン車に乗った秀吉だったが、電気系統のトラブルによって新幹線は緊急停止してしまう。 途中下車して備前沼城で一泊する事にした秀吉とその側近達。だがその晩山陽地方を激しい暴風雨が襲い、川が氾濫するというアクシデントに見舞われてしまった。 詰腹が切られ、殉死者が現れ、無礼討ちが行われ、仇討ちが横行し、小規模な戦闘が車内で発生しながらもひかり号は進んでいく。果たして秀吉一行は十三日の午後四時までに山崎へ辿り着けるのだろうか……? ◆登場人物 羽柴秀吉 さも当たり前のように時代錯誤な品々を使用する、後の天下人。 六月九日にわざわざ海を渡ってまで淡路島の洲本城を攻め落としているが、史実だと挟撃を防ぐためという切迫した事情があったのに対し、本作では明らかに時間調整のために行われている。 「説明は、何もないのじゃ」 黒田官兵衛 「ご運が開けましたぞ」でお馴染みの軍師。本作では言わないが。 こいつも当たり前のように新幹線の当日券を買いに行くし、食堂車で昼食を取りながら秀吉と談笑している。 蜂須賀彦右衛門 かつて蜂須賀小六と呼ばれていた、古くから秀吉に仕えている武将。 本作における数少ない「異常を異常と認識している」人物。ただ相手が主君なので困惑しつつも流れに身を任せている。 福島市松 後の福島正則。 秀吉の小姓として寝所で寝ずの番をしていたため非常に眠そう。なお加藤清正や石田三成の出番は無い。 安国寺恵瓊 毛利方の使者を務める僧。彦右衛門とは昔馴染み。 清水宗治 備中高松城城主で毛利家の忠臣。 羽柴軍が講和 → 撤退の流れをスムーズに行うための建て前として切腹を要求される。 中川清秀 茨木城城主。秀吉に信長は本能寺から脱出したと偽の情報を電話で伝えられ、光秀に呼応しないよう釘を刺される。 高槻城城主の高山右近には彼の方から連絡網が回ったようだ。 岡山駅長 国鉄(現JR)職員。時代に合わせて紋付に裃姿で登場。 空席の関係で全軍を移動させるのに四~五日かかる事を秀吉から責められ、責任を取って切腹する。 殉死しようとする職員が多かった事から、職場では慕われていたと思われる。 ひかり66号車掌 国鉄(現JR)職員。 停電により四時間も新幹線がストップした責任を取るべく、白装束で秀吉の前に現れ切腹して果てた。 食堂車のウェイトレスの娘が殉死した事から、生前は人望が厚かったと思われる。 老車掌、若い車掌 七日に秀吉達が乗ったひかり号に、親子で車掌として乗車している。 父親の方は川の氾濫による運休を伝えた際、激高した官兵衛に無礼討ちされて絶命。 息子はその仇討ちのためにスパナ片手に官兵衛を襲撃するが、返り討ちに遭って若い命を散らしてしまう。 新婚夫婦 どうやら新婚旅行のためにひかり号を利用していたらしい。 官兵衛に斬られた車掌の死体が飛んできたせいで、生涯忘れられない新婚旅行になったと思われる。 明智光秀 本能寺の変を起こし信長を討った謀反人。 彦右衛門同様に本来の歴史の時間軸で生きているため、秀吉のあまりにも迅速な帰還に混乱を隠し切れなかった。 「何かの間違いだ。嘘にきまっている。そんな猛烈な早さで備中から戻ってこられるわけがない」 「神わざだ。奇術だ。悪魔の仕業だ。猿め。いったいどんな手品を使いおったのか」 ◆解説 ここまで読んでいただいても分かる通り、荒唐無稽な小説である。 しかもタチの悪い事に、全33ページのうち21ページまでまともな時代小説として進行するのである。 『秀吉事記』や『毛利家文書』などの複数の資料を引用してかなり正確に考証が行われており、作中に登場する日付も全て記録通りとなっている。 それだけに唐突に電話が出てきた事で度肝を抜かれた読者も多かったと思われる。 では何故こんな小説を書いたのか。時代小説ファンの中には、本作についてこのような考察を行う者もいる。 本作が発表された当時、「本能寺の変の黒幕は誰か」をテーマにした歴史ミステリーが多く世に出ていた。 しかしながら、どんなに素晴らしい内容であっても所詮は推理、悪い言い方をすれば作り事でしかない。 ならば広い意味ではこの『ヤマザキ』も同じ条件下にあるので否定はできないよね――という皮肉・風刺なのではないかという説だ。 筒井氏の作風を考えるとありそうな話である。 ◆余談 かの手塚治虫も代表作『火の鳥』にて、鎌倉時代の人間が電話で話をするシーンを登場させている。 ただしこちらはギャグとして狙って描かれたのに加え、遠く離れた人物に情報伝達が行われた事を示す記号としての表現なので『ヤマザキ』とはまた話が別である。 筒井氏は本作以外にも歴史を題材とする短編を多く発表している。そのいずれも途中までは真面目だったり資料をしっかり精査した上で書かれているのが特徴。 逆に言うと普通に書いても問題ないのにわざわざネタを挟んじゃうのである。ネタを挟まないと死んじゃう病 一応こんなギャグばかりではなく、本作が収録された短編集の表題作『将軍が目醒めた時』は、ある史実を原典に主人公のモデルとなった人物の心境や状況を独自に補完するような考えさせられる話となっている 以下、いくつかを簡単に紹介する。 『万延元年のラグビー』 大江健三郎の名著『万延元年のフットボール』の題名をパクった、かの有名な桜田門外の変を題材にしたコメディ。 井伊大老の首を取った人物、井伊大老が近江牛を幕府に献上しなくなったから暗殺されたという俗説、大老の死を隠ぺいした井伊家に幕府が贈った見舞いの品などこれでもかと史実ネタが盛り込まれているにもかかわらず、細部にちょっと手を加える事でコメディに仕立て上げている。 だが物語後半になると、井伊家の忍者が本場イギリス直伝のラグビーを用いて奪われた首を奪還しようとするトンデモ展開に。 首にラグビーと聞いて嫌な予感がしたあなた、正解。但し『~フットボール』の方は万延元年に起こった出来事が百年後のフットボールチームと重なるなんて意味なので、ある意味本作の方が題としては分かりやすいかもしれない。 『モーツァルト伝』 大音楽家モーツァルトの生涯を、残された記録を意図的に曲解して再構成するというトンデモ作品。 たとえば1762年にオーストリア女帝マリア・テレジアの御前で演奏した際、布を被せて見えなくした鍵盤を指一本で叩いて素晴らしい演奏をしたという逸話から 「どうやらすでに彼の指は一本しかなかったらしい」 と記述するなど、モーツァルトマニアが読んだら爆笑必至のネタに溢れている。 ……が、真面目な音楽誌に掲載したところ冗談の通じる読者が誰一人おらず、出版社に抗議が殺到してクビになるという憂き目に遭っている。 ちなみに筒井氏は同じ手法で『レオナルド・ダ・ヴィンチの半狂乱の生涯』という短編も発表している。 追記・修正は山陽新幹線の切符を確保してからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 何、この……何? -- 名無しさん (2021-05-09 23 10 41) 一瞬、某学級王かと思った。 -- 名無しさん (2021-05-09 23 58 35) この小説が出たのは1972年だから、山陽新幹線は岡山が終点。博多開業は1975年の話。 -- 名無しさん (2021-05-10 12 23 20) 必殺シリーズの特番で籠が走ってる背景で新幹線が並走してたりとか城の前の普通に車が通過してるシーンがあるやつ(もちろん意図的な演出)があったがそれ以上だな… -- 名無しさん (2021-05-10 12 30 20) 終盤の、読者に有無を言わせぬ畳みかけが素晴らしい(笑) -- 名無しさん (2021-05-10 12 38 28) やべえ、ラグビーのが超読んでみたい…。 -- 名無しさん (2021-05-10 13 58 19) 『ジャズ大名』ではギリギリありえるレベルで人種も言葉の壁をも超えた幕末異文化セッションを描いていたのに…(笑)。 -- 名無しさん (2021-05-10 17 13 40) これ初めて読んだとき落丁かと思って焦った笑 -- 名無しさん (2021-05-10 22 37 33) おいらもタイトルから「学級王ヤマザキの小説か何かか?」と思ったよ…。 -- 名無しさん (2021-05-11 11 05 04) 後世には賤ケ岳帰りの羽柴軍が本能寺から秀吉を回収して暫定明智軍の伊賀超えで逃げる徳川勢と山崎の戦いをする話も出たが(境界線上のホライゾン)、途中から別時空に入る分こっちの方が…(笑) -- 名無しさん (2021-06-20 18 59 42) 名前 コメント
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BACK 2008年から更新してません・・・ 紺沌のナミダ 第一部 ・紺沌のナミダ 紺沌のナミダ 第二部 思いっきり停止中。てか多分これ も 黒歴史化します。 プロローグ 第一話 第ニ話 ゾンビ・コンプレックス 序章 第一章 ガレン大陸記 王道的中世ファンタジーRPGでありそうなエピソードを書きためてみようという計画 なんか唐突に始まりました。 ガレンとかいう大陸で起きた出来事の数々です。 小話01 〜魔物の中の魔物〜 小話02 〜豪炎の魔法少女〜 小話03 〜不格好なホムンクルス〜 小話04 〜名も無き女神〜 小話05 〜未来永劫〜 小話06 〜暁の花嫁〜 小話07 〜消せない炎〜 小話08 〜人形は語る〜 小話09 〜不秩序と不秩序〜 『ギルティギア小説』 書かないの?と言われたので書きました。ベースはXXです。設定とかいい加減なのはご容赦。 中二病万歳!! レイニング・ロックダンス BACK
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推理小説"個人" 商品ページ ※注意:この商品の商品ページへのリンクはL案見直しによりページがまだないため、現在は旧店舗へのリンクになっています。新店舗へはこちらから 名称:推理小説"個人"(アイテム) 要点:探偵,虫眼鏡,文字が多い 周辺環境:頭を抱える人々 評価:なし 特殊: *推理小説"個人"のアイテムカテゴリは消費型アイテムとして扱う。 *推理小説"個人"の位置づけは本として扱う。 *推理小説"個人"の内容。古典的な密室もの *推理小説"個人"の紙消費。このアイテムは一部作るのに紙を150g必要とする *推理小説"個人"の特殊1。このアイテムはPLの他、NPC(設定国民やACE達)も読み買いすることが可能であり、それによって若干の影響を与える事が出来る。 *推理小説"個人"の特殊2。このアイテムの所持者は、謎に挑戦するとき推理のヒントを一つだけ得る事ができる。この効果は一つの謎に対して一度だけ効果を持ち(複数の人が同じ謎に使ってもヒントは一つしか手に入らない)。 *推理小説"個人"の特殊3。一度特殊2を使用したら、それ以後特殊2は使用できない。 →次のアイドレス:探偵修行(イベント),勘違いファンタジィ(イベント)
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無念 としあきNo.2250 ネオナチス兵たちは何が起きたのか理解できぬうちに蒸発していた。マスタースパークの威力は凄まじく、彼らの後ろの鋼鉄の壁を何層も貫通した。 無念 としあきNo.2251 恐ろしい力、としあきは身震いをした。この力は易々と使っていいものではない。しかも自分の精子も犠牲にする。 「先を急ごう」 としあきは動力炉を目指した。 無念 としあきNo.2257 しかし構造は複雑で、迷路のようだった。 無念 としあきNo.2264 だが先ほどの壁の穴を通ると簡単に着いた 無念 としあきNo.2278 「これが動力炉か」 無念 としあきNo.2288 体格の良い男達が交代制でエアロバイク(のようなもの)を漕いでいた!? 無念 としあきNo.2289 俺 「人力かよ!?」 無念 としあきNo.2291 早く終わらせなければ。。。。。とマスタースパークの発動体勢にはいる。 しかしその時「そう簡単にはいかないなー」 謎の声が頭上から響く!! 無念 としあきNo.2297 そこにはリフターに乗りこちらにライフルを向けるネオナチス総統アンナ・ヒトラーの姿があった 「なにあたしのちくわギアん中で好き勝手してんのさ!ええ!」 無念 としあきNo.2298 「知ってんだよ。あんたが手に持ってるそいつは乱発できないってことぐらいさ!」 かなりキレてるようだ。その気迫に圧され、としあきは壁際に追い詰められる。 無念 としあきNo.2299 絶体絶命のピンチ!としあきははこのまま何もできずに撃ち殺されてしまうのか! いや、奇跡はおきた! 無念 としあきNo.2300 ズバーンという凄まじい音と共にに壁を突き破って出てきたのはスーパーしもんきんだった。 その後からちくわホバーで飛ぶイルヨが続く 無念 としあきNo.2301 「その変人共を殺せ!」 アンナがそう命じると、ネオナチス兵たちは一斉にしもんきんとイルヨに銃撃を浴びせる だが、どちらともその一斉射撃をもろともせずに応戦する 無念 としあきNo.2302 イルヨは右手に装着したちくわガンを兵たちに喰らわす そして、スーパーしもんきんは驚異の跳躍でアンナのリフターに取りついた 無念 としあきNo.2303 「この変態!離れろ!」 アンナは至近距離からライフルをお見舞いする。だがしもんきんはこれまた驚異的な瞬発力で、それを最低限の動作でよける 「あんたはもう終わりさ!」 スーパーしもんきんはそう言って、リフターのバランスを変え、自分らを動力炉の方へとやった そして… 無念 としあきNo.2304 動力炉を動かす男たちは一斉に逃げ出す 「やめろ!何をするつもり!」 そう叫ぶアンナを無視し、しもんきんはとしあきに言った。 「お前の!…お前の渾身の力で、この女と炉心を撃てー!」 「それじゃあお前まで巻き込む!しもんきん!」 「構わん!撃てー!撃つんだ、としあきー!」 無念 としあきNo.2305 一瞬、しもんきんの顔のマスクの破れ目から髪の毛が見えた。どこかで見たような? としあきは考えるのを止め、マスタースパークの構えに入る。 「…お前のことは忘れない、しもんきん」 そう呟くと、としあきは涙を浮かべ、力を込める。失敗はできない 今体に残る最後の精子、俺に力を! 無念 としあきNo.2306 イルヨが力を込めるるとしあきの手と肩を支える。彼女の目にはうっすらと光る粒が見られた。 無念 としあきNo.2307 「「マスタースパーク!!」 無念 としあきNo.2308 …… ……………… …………………………… 無念 としあきNo.2309 としあきとイルヨは、イルヨのちくわホバーがあったのが幸いし、無事地上に降りることができた。 そこにはスネークとエリーがこちらに手を降る姿が見える 「あとは、超日本帝国か…」 としあきは呟いた。廃墟と化したパリの空を一枚の黄色いマスクが舞う 第5章完 リレー小説最終章『さらばとしあき』へ
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一言でいうなれば、それは日常茶飯事であった。何ら問題ない。お茶を飲みながらのほほんと見ていられるような日常茶飯事である。 ただし夢幻学園に限る。 『只今から夢幻学園中等部はァァァァァァーッッ!我々3年㌦組&3年㌆組が乗っ取った!!!!!!!!! 総計71名のB級&A級異能者!!教師であろうと我らが優秀な兵隊に!!!傷一つ!!!!付けることは!!! できん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』 高らかに叫んでいるのは夢幻学園中等部に座する69人(=㌦組㌆組のクラスメイトほぼ全員を)舎弟を持つ神宮殿兄妹だった。 神宮殿兄弟は共に優秀な異能者である。教師の強さを1に例えると、彼らの強さは二人合わせて0.4といったところか。そう、非常に優秀だ。 唯一欠点があるとすれば。 頭が弱いところか。 彼らは、この学園でこういったテロじみたことを起こすというのが、どれほど身の程知らずなことなのかを知らない。 今彼らは自己陶酔で絶頂に浸っていることだろう。一時の快楽である。一瞬で終わるレベル。 「あっ、京塚先生…今日も綺麗ですね!!!!!!!!!」 コイツは私の後輩教師、伊東塚。伊東でいいだろ、なんで塚まで入れたんだ?塚がかぶるし。なんか腹立つ。 「それで、㌦組と㌆組の担任はどうですか?」 「あッはい!!!!㌦組のアレフガルド先生ですがさきほど死亡が確認されました!!!㌆組の鮒崎は重症で、現在集中治療室のようでっす!」 なるほど。頭が弱くても、腕は中々のようだ。 「あの程度の集団だったら、風紀委員の四天王(笑)に任せておけばなんとかなるんじゃないっすかねぇ?!」 「…いや、不可能ですね。奴らは近年稀にみる協力交戦に長けた異能者達のようです。一人ならまだしも、二つも教室を乗っ取って71名… 例え我々でも、何の策もなしで突っ込めばアレフガルド先生のようになる可能性がある」 「マジっすかー」 「まぁ我々が動かなくても、きっと誰かが動くでしょう。放置です、放置」 「ですよねー!!!!!!!!!!!!!!!!」 我ながら正論だった。 面倒臭いから放置しよう。時刻は既に放課後。私は見たいドラマがあるのだ。教師の仕事?義務?知ったことか!!!!消えろ!!!!!! そう思いつつ、踵を華麗に返そうとした。 その時だった…… 『ん?なんだ貴様は!兵士達よ、コイツを殺sヒデヨイブヌンブ!!!!!!!!!!!!!!!!』 『うわぁあああああああああ!化け物だァァァアアアアアアアアアアアア!!!!誰かコイツを!コイツを誰か!誰ヴァメギラス』 次の瞬間、奴らが乗っ取っていた㌦組と㌆組の教室の窓硝子&壁がことごとく粉砕、そこから大量の生徒達が吹っ飛んでいった。 汚い花火だ。 そのまま転落していく生徒達の多くは、銃などの武装をしているように見える。(にも関わらず、ほぼ全員クビが360度曲がっていたり体が凸凹になっていたり既に死亡か気絶の状態だったが) 「なんすかァ!?何事っスかァアアア!?!?」 「(なんだ…思ってたよりすぐに来たわね、夢幻学園にも真面目な教師はいるもんなんだ)」 ──だが私の考えは間違いだった。そう、真面目な教師などこの夢幻学園には滅多にいるはずないのである。 少なくとも私が知ってる中でまともな人間は一人もいない。どうなってんだこの学園 …私は知らず知らずのうちに思考停止していたのだ。 一瞬であの神宮殿兄妹を殲滅するだけの力量をもつ『生徒』など、いるはずがないと…。 (まぁちょっと考えればいてもおかしくないなとは思うけど) 「私がどけと言ってるのに道をあけないからこういうことになる。なぁ白鳥?」 既に息絶えた神宮殿兄と、最早原型も残っていない妹。 そして69名もいたその他クラスメイトは既にほぼ全員窓硝子からアイキャンフライした。アイキャンフライしなかった人達は、やはり原型がない。 我らが子乃ちゃんは今日も圧倒的だった。 「あの……子乃ちゃんって異能検査で毎回測定不能だよね……一体何者なの?超越してるの?」 「あぁ、今日はカレーが食べたい気分だな」 ナチュラルにスルーされたこの俺こそが白鳥裕也です。 取り敢えず、あたりを見渡してみる。 死体、死体、死体…回想を回してみよう。 まず、子乃ちゃんが教室に突っ込んだ瞬間、周囲の30名が即死した。一瞬で四肢がバラバラになったり…はしなかったが、 腹や顔などいずれも体の一部分が致命的にしか見えないぐらい凹み、そのまま恐ろしい勢いで吹き飛んだ。 炎を出したり、体から針を出したり、ナイフを瞬間移動させたり、手持ちの銃を放ったり……もう40名はなけなしの時間で応戦こそしたが、 全てが子乃ちゃんの半径1mの周囲で『何か物凄い、人ならざる力のようなもの』で静止し、消沈。その防御網を通過しても容易く躱される。 その後抵抗する間もなく全員が窓ごと…いや、壁ごと吹き飛ばされ、このざまだ。 この間約3秒。中でも、神宮殿の妹は教室の周囲にいたので、非常に非情なスクラップ死体へと成り果てた。救えないとはこのことである。 「今日は何も食べたくない気分だ……」 「人の死体を見ると、食欲が湧いてくるじゃないか。特に自らの手で殺すと格別に腹が減る。」 「それは異能で体力使うからじゃないの?」 「口答えするんじゃないッッッ!!!!!!」 「パキイ。」 パキイッッッッッッッッッッッッと俺の頚部が叫ぶ……最近子乃ちゃんは、時々人を殺戮しないと気が済まないらしい。子乃ちゃん曰く『発情期』なんだとか。 多分意味を間違っている。というか、そんな発情期あってたまるか!!!!!!!!!!!!!!!! なんとか子乃ちゃんを社会に適合させたいと考える俺だが………これではまだまだ程遠いなぁ、というかだんだん自信がなくなってきた。 「いつまで寝てる積もりだ……帰るぞ白鳥」 「あ、うん」 しかしまぁ、最近子乃ちゃんが前と比べてさらに無愛想になった、気が、するような。 何故だろうか………俺、最近子乃ちゃんが突然「飽きた」とか言って俺の首を折る夢をよく見るんだけど、正夢じゃないよね! これは、6日前の出来事。 「若林さん。貴方の『寮』が確保されそうです。」 「誰だ貴様」 「私はアレフガルド。教師ですよ」 職員室まで来いなどと言われていたので、無視していたら、突然目の前に現れた男。眼鏡が気色悪いひょろひょろの奴だ。 どれぐらいひょろいかと言うと白鳥並にひょろい。 「寮だって?そんなもの、白鳥の寮を使っているから問題ないが」 「問題ないわけないでしょう。あなた方は未成年で、しかも異性同士ですよ」 「白鳥は白鳥だ。男でも女でも人間でもないだろう?」 「ええ、ちょっと何を言ってるか理解できませんが、あなたの意思には関係なくあなた達の使っている寮の隣に、さらに大きいマンション型の寮が一週間後 新築されます。なのであなたは必然的にそちらへ行くことなりますが構いませんね?所持品などは自分で運ぶことになりますが。」 新築だと……? 一週間後って貴様、隣は何もない大平原じゃないか。 あっわかったぞ さてはキチガイだな!!?!!?!?!!? 「ええ、さてはキチガイだな?って顔ですね…まぁそれは、一週間後になってみれば分かりますよ。では…」 「よくわからんが……私はまだ白鳥の部屋を出て行くと言ってないぞ!!!貴様、勝手に話を進めるんじゃない!!!」 「おや、貴女は白鳥裕也さんに特別な感情を抱いてらっしゃるんですか?それは知りませんでした…」 「そんなわけないだろう。あんなのは油取り紙以下の価値しかない。」 「ですよね、なら出て行くのも?」 「一向に構わんさ」 「ですよね、ではさようならです。」 足元が光った、と思ったら一瞬で消えるヒョロ眼鏡。もう二度と現れないモブキャラの癖に無駄に凝ってるな。 というか、なんだ?凄い乗せられた気がするのは、気のせいだろうな。うん……… まぁ………いい…か。 白鳥など実に平凡で、下らぬカスみたいな奴……、どうだって。 ………。 ……。 ところで。 最近の子乃ちゃんの異常行動を察している者は白鳥裕也だけではなかった!───夜はふけ、時計は2時を回る、そんな深夜である。 闇からとあるアパート型の寮を、木々から監視する影がそこにはあった!!!!! 「超小型の監視カメラ、盗聴器を設置しても、若林子乃に発見され破壊された…彼女は素晴らしい感性をもっている。そう思わないか?ステファニー」 「はい、その通りです。お嬢様」 「にしても…白鳥裕也は悪夢に魘され、今日も眠る、か… この性犯罪者候補は危険だな。寝ぼけて若林子乃を襲うかもしれない…まぁ彼女なら例え相手が大男でも平気だろうが」 「はい、その通りです。お嬢様」 「しかし子乃ちゃんの寝顔可愛いなぁ…写真に納めておくか」 「はい、ティッシュをどうぞ。お嬢様」 「いや、いい…今日はオナりにきたのではないからな。彼女の監視するために来たのだ」 いや、しかし彼女じゃなければどうだろう?…ああ!!!!駄目だ、獣と化した白鳥裕也!襲われるいたいけな幼女達1!!! しまった!何故私はこのような危険人物を今まで生かしておいたんだ!??!!?!!! 今すぐ殺そう! 「よし、ステファニー、ライフルをよこせ。私の腕前を見せてやる」 「…監視するのではなかったんですか?」 「性犯罪者駆除のほうが監視よりも、盗撮よりも遙かに優先順位が高いだろうが!!!!!!!!!!それでも私の執事か!!!!!」 「あの、余り大声を出さないほうが良いと思いますよ」 「……ハッ、そうだな!ははっ、すまんすまん。ん?」 ふと見ると…そこには窓越しに銃を構える少女、若林子乃の姿があった。 その姿はとても凛々しく、美しい。あぁ、この造形美を…この凛々しすぎる造形美を写真に残し、永久に保存したい。そしてその写真で永久に見抜きしていたい。 クレイ・ブラクは無意識のうちにカメラを構えていた───それは彼女が、彼女の魂によって『回避行動』『防御行動』『降参行動』… どれよりも『優先的に』、『無意識的に』、『衝動的に』行われた……彼女にとっては唯一無二の行動だったといえるだろう。 しかし…シャッターを待たずして、クレイの額に弾丸は命中した。 無念──クレイはただそれだけを思って木から落下した。 「邪魔をするな。今日が、最後の日なんだよ…」 その呟きは、誰の耳にも入らず消えた(もしクレイの耳に入りでもしたら大変なことになる) 朝。朝になっていた。見ると時刻は8時過ぎ。学校、今日はない。土日である。 しかし…土日だろうがなんだろうが、いつもは子乃ちゃんの腹パンで目を覚ます俺だったが、今日は何故だかそれがない。 子乃ちゃんがいなくなった…?一瞬そんな気がした俺はガバッと起きる。 そこには遠出用の服装に着替えた子乃ちゃんがいた。 「どこにいく?」と聞こうとしたが、その前に子乃ちゃんが口を開いた。 「白鳥!今日は暇つぶしに夢幻街でも歩くぞ!!!」 「え?…でもテスト勉強が」 「白鳥」 「早急に行くぜ!!!」 これ以上の口答えは頭が叩き割られる気がしてならなかった! 最近の子乃ちゃんは、行動が今まで以上に分からない…いつの間に難易度がハードからルナティックに上がったのか。…いや、元からハードは軽く超越しているか。 「白鳥、お前の行きたいところに行ってやる。感謝して良いぞ!」 柄にもないことを、いつもの口調でいう子乃ちゃんがいた。そこにはやはり、変な違和感がある。 だが、良いだろう───久々に本気を出すか。 俺が向かおうと思った先、そこは俗に言う『ゲーセン』だった!!!! ゲームセンターのイエローヘルメット……最近、すっかりそれが私の通り名だった。 仕事柄、工事現場風の作業服とヘルメットがマイスタイル。手に常時持ったつるはしが余計キャラを引き立ているようだ。 しかし勘違いしないでいただきたい。無論、無論だ。有名になったのはキャラが立っているからだけではない!!!!!!!!!! そう、このゲームセンターで私は王だ。いや、姫か? ゲームセンター『エビバデ夢幻』。 夢幻街で最も格ゲーなゲーセン。 やたら格ゲーという格ゲーが揃えてあるこのゲーセン。 しかし、ここの真の見所はそこではない。 このゲーセンの醍醐味、それは────── 『勝ったァアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!! イエローヘルメットがまた勝ったぞぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!』 騒ぎ立てる大衆。コイツらはゲームをしにきたのではなく、私を見に来たのだ。 「フッ…格ゲーで私に勝っても、『リアルファイト』ではまだまだだな、少年!!!!!」 「ぐ、ぐばぁ…り、理不尽だ…!!」 「ほう、これを理不尽と言うか…少年、良いことを教えてやろう!!!!!!!!!!!!!!!」 メギャンヌ!!!!!!!!!!! 私は鋼鉄のメリケンサックで髪型が突っ張ったいかにもな少年の顔面を殴る!!思い切り!!!!!! 「世の中とは、得てして理不尽!このゲーセンは、謂わば世の縮図ゥゥゥ!!!!!!!!!!!」 吹き飛んで、背後にあった台に突っ込む少年は、最早血まみれで息をしていない! 「ヘルメットの姉御、やりすぎですぜ…台が大破しちまった」 「マスターすまねぇ。久々でな…私が弁償しよう」 「いや!姉御が弁償する必要はねぇ。この糞ガキに請求しとくからよ!」 「はっはっは!そうか、そうだな!!」 良いね、良い汗をかいた。やはりここはいい……さて?次の対戦者はどいつだ── おかしい。 何かがおかしい。 三年前だ。俺が、白鳥裕也ここに最後に来たのは、三年前の小学生の頃! あの頃は普通だったはずだ。 見てみると、数十人、いや百人はいそうだ…そんな人だかり。この時点でおかしい。 そう、ゲーセンの中央で何かが起きているのだ!!!!!!!!!!!!! そして、彼らが叫んでいる言葉から、何が起きているかを予想するのは割と容易かった。 『リアルファイト』だ。 これはおかしい。明らかに、異様だ!!!! 「ふむ……白鳥、私はゲーセンというものを知らん。お前がまずやってくれないか!」 「ちょっと何言ってるかわからないですね」 この異様さをちっとも理解しようとしない子乃ちゃんもまた異様…いや、理解した上で言っているのか?ありうる!!!鬱です 「子乃ちゃん、今日はその、アレみたいだから、また今度にしよう」 「黙れ。早くしろ」 「はい。」 まぁ、待て。落ち着け、俺。いいじゃないか。隅っこで良いじゃないか。隅っこで良いじゃないか……… 連中がストリートファイトを繰り広げているのは、飽くまで中央。俺と子乃ちゃんは、ここの格ゲーで細々とやっていこうじゃないか。 よし、決まりだ!ここでやr…… 「オラー!次の対戦者は誰だァー!」 「そうだそうだー!!!!」 「!?」 !? なんだ…これは!?というかなんだこいつは!?なんでゲームをやってるわけでもないのに……台に座ってやがるんだ!? イカレてんのか!? 「あ?何ガンつけてん……あ!おーい!!!!!!!!」 「!?」 「こいつが次の対戦者でーす!!!!!!!!!!!!!!!」 「!?」 !? !? !?!?!?!?!? 一瞬何が起きたか理解できなかった。 突如俺の手を掴んで、『この人痴漢です!』というように理解不能なことを言い始めたこの男。理解不能である。 「ほう、そこの少年、君か?随分と勇気があるようだな」 !? 加えて理解不能である。大衆をモーゼのように割って、現れたのは中央にいた人物か…え…女性!? なんだこの人……工事現場のような作業服にヘルメット、謎のつるはし。非常に理解不能。 「ちょ、ちょっと待っ」 「頑張れ白鳥!!!!!!!!!!!!!!!!私は応援してるぞ!!!!!!!!!!!!!!」 「そうだそうだー!!!!!」 「行ってこいやァ」「おらー」「はよ」 子乃ちゃんの目が輝いている!いつになく!駄目だこれ。 イエローヘルメットな女性…意外と背が低いな。女子高生か、同級生ぐらいだろうか?しかし、そうとは思えない覇気を彼女から感じる。 死ぬかも知れない。そう思っていた。 「まぁ、座れ。な」 「へ?」 「うん。」 ぽんぽん、と笑顔で叩く。ゲームを操作するのに最もすわり心地の適した椅子を。ぽんぽん。ぽんぽん。 座って、やれと言っているのか? 「──ゲームを普通にやれと?」 「ふふ」 笑いながら、ヘルメット女は対向に座り、言った。 「無論、そのようなはずがあるまいて!!!!!!」 バギャアン!!!!!!!という音が響いた。 その凄まじい音は、台を突き抜け、俺の目の前まで迫った『黒い鉄パイプ』のものだと気づくのに、少々時間が掛かった。 「ほう。どうやら…君は助けてもらったようだぞ」 「……?」 パイプが、不自然に、曲がっている? ふと、気づいて隣を見た。 「白鳥は愚図だ。馬鹿で、阿呆だ。男でも女でもなければ、人間ですらない、かろうじて生物な奴だよ。 まさかそんな奴に、自分から『戦いに行く』なんてことが、できるはずがない。戦う前から勝負はついている。くだらない試合だ。」 そこには子乃ちゃんがいた。唇を、笑いとも怒りともつかない歪め方をしながら。 「だから?」 「ルールを説明してくれ。この微生物以下の白鳥の代わりに、私が出ようじゃないか…」 「いいだろう。許す!ルールは至って簡単!くたばったほうが敗北で!!!!殺したほうが勝利だ!!!!!!!!!」 「子乃ちゃん…………────さっき割と本気で目輝かせてヴぁ」 瞬間殴られたわけでも蹴っ飛ばされたわけでもないが、俺の体が吹き飛んだ。恐らく子乃ちゃんが異能を使ったのだろう… 視界が、だんだんと、ブラックアウトしていく様子が伺えます。ぐえあー 私に吹っ飛ばされた白鳥が、錐揉み回転しながら退場していく。ドンガラガッシャン!と音がした。無事着陸したようだ 奴は私の所有物。奴を殺すのが私以外というのは、とても気に喰わない。 「ふはは、君の大好きなかろうじて生物クンを、そんなふうに扱って良いのかい?」 「黙れ」 私は台ごと、座っている奴のいた場所を『吹っ飛ばす』!!!! 殺した!!!!!!!!!!とは思わない。手応えが0である…コイツは一筋縄ではない。そう直感が言っている。 「い、異能者だァァ!!!!」 「嘘だろォ!?異能者が二人もかよ!!!!!!!!!!」 「そうだそうだー!!!!!!!!!!!!!!」 一瞬、そんな野次馬の戯言を意識した。 ───そんなに異能者が珍しいのか?珍しくないだろう。ここは夢幻街だ……ぞ!!? 「!?チィッッ!!!!!」 「ほう、躱すかい」 突如上から降り注いだ先の尖った鉄柱を、体を反らせ躱す。 地面に突き刺さった鉄柱はサラサラと砂状になって……彼女の持つつるはしに吸い込まれて見えなくなった。なんだ、あれは?異能力?妙だな。 彼女は私と5m離れた距離に着地しており、私の異能では限界まで伸ばしてもギリギリ届かない距離だ。できるな… 「発動に片鱗も見えない異能力…しかも強力無比ときたもんだ。なら、一瞬で終わらせよう」 ヘルメット女がつるはしを振るう。 一瞬! その一瞬!その動作に気を取られた私が気づかないレベルの速度! 重いつるはしを捨て、一瞬で5mの間合いを詰めてきた!直接殴る気か… 「速いな、ヘルメットォ!!」 「!!!!!!!(勝った!!!!!!!!!! この瞬間!!!!!!!!若林子乃の後頭部に丸い影!!!吸い寄せられる!!!!!!!!黒い鉄球!!!!!!!! つるはしを振るったあの動作の時に造ったのだよ!!!!!!!!さぁ、頭蓋を叩き割ってくれる!!!脳みそをぶち撒けるが良い、小娘!!!!)」 瞬間、ほくそ笑むイエローヘルメット!!!!勝利を確信した笑い!私の直感は、この笑いの意味を理解した! 更に!ヘルメット女はメリケンサックを振りかぶる!!! 次の瞬間である! 「グッハァァア!!!!!!!!!!!!!!」 ヘルメット、粉ッ砕ッ!!!!!!!!!!!!思い通り!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 「自分が仕掛けた鉄球を喰らった気分はどうだ?」 「………」 ぶっ倒れるヘルメット女。 私の『直感』の鋭さは、コイツも予想外だったようだ…な。 落ちる鉄球を空間操作で、勢いをそのままに、私の後頭部でなくこいつの頭頂部へ落下点を調整し、これをぶつける、と… ふぅ……さて、くたばったら敗北だから、とどめを刺しておくかな── ──とまで思考したが、突如大声にそれを遮られる。 「う、嘘だろ…あのイエローヘルメットが……敗北した!?」 「うおぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!パツ金ロリ!!!!!パツ金ロリ!!!!!」 「!?パ、パツ金ロリ!パツ金ロリ!!!!!!!!」 「そうだそうだァアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!」 パツ金ロリうおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!! などと叫び始める大衆。そんな割と忘れ去られた設定を今更持ってこられるとはな!!!!!! うるさいし殺すか…と考えていると、すっかり汚らしくなった奴が話しかけてきた。 「子乃ちゃん…お疲れ…」 「白鳥。お前ボロクソじゃないか。どうしたんだ」 何の意図か群がる人々を蹴散らし吹っ飛ばし、私は無様にも杖をついて現れた白鳥の前に立つ。 そして、仁王立ちしていたら、私の腹が突如鳴り始めた!!!!!! 「はは…えーと…ファミレスでも行く?」 反射的に白鳥の顔面を蹴っ飛ばす。 「ギャアギャアアアアアアアアアア!!!!!!」などと喚きながら地面で転がる白鳥は、見ていて面白いものがあった。 こうして…激闘の末、私達はゲーセンを後にする。 また来いよ!などと店員が宣っていたが無視した。 なんとなく、白鳥は『二度と来るか』と愛想笑いの裏に考えているように見えた。 ゲーセンには、二度と行かない!絶対にだ!!!!!!!!!! 俺は…白鳥裕也はそう決心しつつ、子乃ちゃんの空腹をカレーで満たし、その後もブラブラ適当に街を歩き…そして寮へ帰った。 子乃ちゃんは行く先々で俺を蹴ったり殴ったりした。なぁに、いつものことである。 そして、俺は愕然とした。子乃ちゃんも愕然とした。 「……………………………………………………………やぁ君達、これまた奇遇だな……?」 ヘルメット女ァァァァアアアアアアア!?!?!?!!!!?!?が、寮の前似いたのだ。 ヘルメットはセロハンテープでくっつけていた。すごい意地を感じる。 俺は思わず予想外な再登場に口の滑りが良くなってしまう。 「善意で言っておくけども!夢幻学園に侵入したら問答無用で抹殺されることだってあるんだよ!?」 「侵入じゃあない…今日はここに建物を建てにきた。」 なるほど。 ヘルメット女は頭を強く打ち過ぎたようだ。 が、子乃ちゃんは真剣な眼差しで質問する。 「…どういうことだ?つまり」 「こういうこと、だッッ!!!!!!!」 そぉい!!!!!!!!!!!と言って彼女は、平地に思い切りつるはしを突き刺す。 すると! 突き刺したところが! 突如地割れし始めているではないか!! 「これはただのツルハシじゃない!その名も『つるはしΩ』。私は錬金術と魔法を合わせた全く新しい異能力の使い手でね!このつるはしは杖代わりってわけだ! オラッシャァァァアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」 掛け声を上げると、地割れから突如巨大な建築物が『生えて』くる!!!! 頭がイカレそうな光景だぜ……俺はやはり、ただ愕然とするしかなかった。子乃ちゃんは隣でその光景を淡々と見ていた。 「ふぅー…疲れた。『錬金』で地面を建物に材料に変換し、『魔法』で家を建てる!!これが私のやり方だ…その代わり部屋はものすごく淡泊になるけどな」 「おいヘルメット女。」 「なんだ?」 「今日から私は貴様が造ったこの寮で暮らすことになるのだが良いのか」 えっ? 「……!?どういう」 「白鳥は黙ってろ」 「あはい」 ヘルメット女は激昂するようにこう言った。 「良いわけないだろ!!せっかく流行っていた私の謎のヘルメット女というかっこいい通り名が、謎のパツ金ロリとかいうキモいのに上書きされちまったんだ!!!!!!! お前の居住は!!!!!!この!!!!!!私が!!!!!!!何がなんでも許さないッ!!!!!!!!!」 「あっそう!!!!!!!」 「!?!?」 「白鳥、行くぞ」 「え!?悔しがらない!不思議!」 「あー…良いの?子乃ちゃんの居住権」 「良いんだ。お前は黙ってカレーでも作ってろ」 「無視か!!」 「カレーならさっきファミレスで食べたよね?」 「………」 その後、子乃ちゃんは普通の調子に戻った……かと思いきや、寧ろ悪化した。 休日になると、 「街へ行くぞ!ゲーセンだ!!!!!」 「!?!?!?」 などということがあり、理由を聞いてみると何故か無言で殴られた。 よくわからない。年頃の娘ってのはよ…。 しかし…まぁ、色々あったが一段落ってところか。 やれやれだぜ…。 テストは赤点だった。職員室に呼び出された。「キャーやめて!」言い訳をキメた。 俺は死んだ。恋愛小説(笑)